健康茶が人気な今、注目を集めている黒豆茶。
どんなお茶なの?効果やデメリットは何?どこで買えるの?
この記事ではそんな疑問にお答えしていきます。
黒豆茶とは

黒豆茶は、黒豆を焙煎して作られたお茶です。
黒豆はおせち料理でもよく目にしますよね。実は大豆の一種で、正式名称は「黒大豆(くろだいず)」といいます。黒豆の皮が黒色なのは、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」系の色素によるものです。
黒豆にはカフェインが含まれていないため、黒豆茶はノンカフェインのお茶になります。
妊婦さんや授乳中の人、カフェインが体質に合わない人、お子さんやご高齢の方など、どなたにもおいしく飲んでいただくことができます。
味わい
黒豆茶は、特有の甘く香ばしい風味が特徴です。苦味が少なくまろやかな口あたりで、比較的飲みやすいお茶と言えるでしょう。
市販されている商品によっては、大麦など他の素材とブレンドされているお茶も多くあります。
また、黒豆茶の作り方には大きく2種類の方法があります。
①黒豆を粉砕せずに煮出したもの

お茶は透きとおっていて、渋みや苦味が少ないのが特徴です。
燻られた豆にお湯を注ぎ、煮出してお茶にします。煮出した後の黒豆を食べることもできるので、黒豆に含まれる成分を効率的に摂取することができます。
②黒豆を粉砕して煮出したもの

お茶には少し濁りがあり、黒豆を粉砕せずに煮出したお茶に比べるとえぐみを感じやすくなります。
ティーバッグタイプで販売されているものが多く、自宅や外出先など、場所を選ばず黒豆茶を楽しむことができます。
さまざまな商品が販売されているので、美容目的やリラックス効果目的など、用途によって上手に使い分けることができます。
飲むタイミング

黒豆茶はノンカフェインなので、就寝前やリラックスタイムにも安心して飲むことができます。
香ばしい風味は食事とも合い、期待する効能によっては食前・食後など飲むタイミングを変えてみても良いでしょう。
妊婦さんや授乳中の人、カフェインが体質に合わない人、お子さんやご高齢の方など、どなたでも楽しむことができるお茶です。
黒豆茶の効能

黒前茶には豊富なビタミンやミネラルが含まれます。また、イソフラボンやアントシアニンなどのポリフェノールを含むため、健康や美容面へのさまざまな良い影響が期待できます。
・抗酸化作用
アントシアニンは目の疲労感の改善や眼病予防など、目の健康を保つことが知られています。
血管のしなやかさを改善させる効能や、LDL(悪玉コレステロール)を減らす効能もあり、動脈硬化の予防効果も期待されます。
・美肌効果
アントシアニンの強い抗酸化作用は、肌のしわやたるみの原因の一つである活性酸素の増加を抑えたり除去したりすることで、肌へのダメージを軽減させます。
大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」の働きをサポートして肌のコラーゲン生成を助けるので、肌のハリや弾力を保ってくれます。細胞の新陳代謝を活性化させ、肌の生まれ変わりを促進させる効果もあります。
・冷えやむくみの改善
黒豆に含まれるカリウムには利尿作用があるので、体内の余分な水分を排出させる効果があります。
アントシアニンは血管の健康維持や血流を改善させる効能があるので、むくみや手足の冷えの改善・予防に効果があります。
・ダイエット効果
大豆サポニンには、脂肪の吸収を抑えて肥満を予防する効果があります。
アントシアニンは内臓に蓄積されている脂質の排出を促し中性脂肪を減らしてくれるため、メタボリックシンドローム予防の効果が期待されます。
大豆に含まれる食物繊維とオリゴ糖は善玉菌のエサとなるので、腸内環境を整え便秘の改善にもつながります。
・血糖値の改善
アントシアニンがインスリン感受性を高めるホルモンの分泌を促進し、黒豆に含まれる食物繊維が腸内環境を整えることで、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待されます。
・骨粗鬆症予防
黒豆茶にはカルシウムが含まれます。
また、大豆イソフラボンが女性ホルモン「エストロゲン」の働きをサポートするため、更年期以降のエストロゲン減少による骨密度の低下・骨粗鬆症を予防する効果も期待できるでしょう。
黒豆茶の副作用
・アレルギー反応
大豆の一種である黒豆(黒大豆)を使用しているので、大豆アレルギーのある方は注意が必要です。
・カリウムへの注意点
黒豆茶はカリウムを含むので、腎臓機能が低下している人は高カリウム血症のリスクが増す可能性があります。カリウム制限をしている人は、飲む前に主治医に相談してください。
また、カリウムには利尿作用があるので、飲み過ぎると頻尿になることがあります。
血圧が下がる可能性があるので、血圧を下げる薬を飲んでいる人は注意が必要です。
街中やネットで購入できる、オススメ黒豆茶
ペットボトルタイプの黒豆茶
手軽に飲める、ペットボトルタイプの黒豆茶です。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでも購入することができます。
大手ドリンクメーカーである伊藤園が手がける黒豆茶です。
黒豆を高温・短時間で焙煎することで、黒豆本来の香ばしさが引き出されています。
こちらも伊藤園が手がけています。麦茶と黒豆茶のブレンドになっていて、「国産大麦」と、甘い香りが特長の「国産黒豆」の2つの国産素材を使用した麦茶飲料です。食事中にピッタリで、日常的においしく飲むことができそうですね。
無印良品でも、黒豆茶を購入することができます。
シンプルな黒豆茶のほか、ルイボスとブレンドされている黒豆茶も楽しむことができます。
ティーバッグタイプの黒豆茶
こちらは、伊藤園が手がけるティーバッグタイプの黒豆茶です。1包がマイボトルに最適な500ml用のティーバッグになっており、水出し・お湯出しどちらにも対応しています。ティーバッグの素材には植物由来素材が採用されており、地球環境も配慮されています。
こちらの黒豆茶は北海道産黒大豆「光黒」を低温長時間焙煎し、徹底した温度管理をすることで黒豆の優しい口当たりとほんのり甘い風味を楽しめるように製造されています。
100包入りとボリューム満点な上に低価格なので、日常的に気軽に楽しむことができそうです。
こちらのお茶は黒豆を粉砕サイズや焙煎方法にこだわっており、きな粉のような香ばしい風味と口当たりが楽しめます。
「香りはしっかりと豆の香りがしておかわりする度に風味が増していく。 100包ですが、1包で3回は美味しくいただけるので実質は300包ぐらいのコスパがあるのでは」という口コミがありました。
こちらの黒豆茶は、黒豆を粉砕せずそのままティーバッグになっています。粉砕していない分、雑味のない豆本来のクリアな味わいを楽しむことができます。濁りのないお茶を求める方にぴったりでしょう。
こちらの黒豆茶は北海道産黒大豆「光黒」を石釜で二度煎りしており、味わい深い香ばし仕立てになっています。黒豆の粒を砕いていないため、黒豆本来のコクのある味わいを楽しむことができます。
まとめ
美味しいだけでなく、さまざまな効能がある黒豆茶。
ノンカフェインで飲むタイミングを選ばず楽しむことができるので、ぜひ好みに合ったお茶を見つけて、リラックスタイムや日常のお供にしてみてくださいね。


